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2012年4月20日

理屈じゃない!

前回「命は大切だ」というのは約束事であり、本当は自分にとって大切な命とそうでない命があるが、「全生物的に平均するとどの命も等しく大切」という野暮のぐら的結論を述べた。

これはこれで正しいと思ってはいるが、ともすると冷徹だとか「こいつ人殺しを肯定してるんじゃねぇか」とかいう誤解を生みかねないので、別の表現も追記しておこうと思う。



前回の文章では、いかに理屈によって命の大切さを表現するかに終始したが、のぐら的にはどうやっても「命は大切だ」という理屈を説明できなかった。
それもそのはずなのである。
「命は大切だ」というのは、ただの感情なのだから。
理屈と感情は、決して相容れない関係にある。感情によって生まれた基準を、理屈で説明できないのは当然なのである
では、理屈で説明できないことは価値がないのか?
いや、説明できなくても、できないからこそ、大切にしたい。

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